監督交代からみるクラブの方針

マッシモ監督の退任、城福監督の就任が発表されました。
もう1年はマッシモ監督で勝負に拘るサッカーに取り組んでもいいのではと思いつつも、クラブなりの考えの基、今季で監督交代をするというのなら、それはそれでいいのでは。
東京はJ2降格を経験しながらも、城福監督時代・(大熊監督時代を挟んで)ポポヴィッチ監督時代と繋ぐスタイルでパスサッカー・魅せるサッカーに取り組んでいました。その中で、東京の短所であった勝負弱さ・ずる賢さの不足や、自ら考え行動する主体性を改善する為に、前・阿久根社長体制から取り組んできたのがマッシモ監督のサッカーであったはず。
その方針の基礎となっている考えが、2013年12月発行・青赤通信VOL.8・15ページ目などにある『守破離(しゅ・は・り)』という前・阿久根社長の話だと認識しています。
守破離については、コトバンク・守破離や、まとめ・守破離せんちえ・守破離などを参考に。
東京は、この『守・破・離』で言う、『破』他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる事に取り組んでいました。
このタイミングでマッシモ監督から城福監督に代わるという事は、『離』独自の新しいものを生み出し確立させる段階に移ったのではないでしょうか。その辺りの監督交代に関しての理由は1月14日の新体制発表会見で聞けるのでは。
目指すはVISIONにもある通り、首都・東京の、強く・魅せるサッカークラブ。その上でのチョイスが城福監督なのでしょう。1度の失敗をクラブも城福さんも経験・勉強をし、あとは『やってもらう!』だけ。
将来、代表監督の可能性も。
城福東京、俺とお前は夢の中。