流通経済大戦、オシムジャパン大丈夫！？

一応、２−０で勝ちましたが、日本代表。二ヵ月後にアジア杯を控えてるのに大丈夫でしょうか！？　合宿に新しく召集された選手もいるのでサバイバルもあると思うのですが・・・。と思う試合内容・プレーを見て来ました。
流通経済大学サッカー部は、関東大学サッカーリーグで現在１０チーム中４位、そして大学では唯一ＪＦＬに加盟して戦っている名門サッカー部です。ＦＣ東京の栗澤選手も流経大の出身で、現在はＵ-２０代表の(Ａ代表のも呼ばれた)ＧＫ林くんも在籍しています。　とは言っても日本代表ですよ。　　試合は、３０分×４本で行われました。
１・２本目は４−３−３で、
ＦＷ　佐藤寿・矢野・播戸
ＭＦ　遠藤・太田・ボランチ鈴木啓太
ＤＦ　駒野・坪井・中澤・森
ＧＫ　　川口
途中、橋本・森・鈴木を入れ替え、左ＳＢの駒野を右ＳＢにもってくる。矢野と播戸のツートップにも変えたりしていました。

３・４本目も４−３−３、
ＦＷ　杉本・巻・黒津
ＭＦ　藤本・中村憲剛・ボランチ阿部
ＤＦ　村井・近藤・今野・小宮山
ＧＫ　　川島
途中、羽生・阿部・中村を入れ替え。

得点は、２本目１０分佐藤寿人と４本目２６分阿部。流経大も３・４本目に競り合いから２点決めましたが、２点ともファールの判定でノーゴール。ファールには見えなかったので、２−２の引き分けでもおかしくないでしょう。　代表は、ワンタッチ・ツータッチでパスを出していく感じですが、パスミスが多かったですね。もっとパス・トラップ・動きの精度を上げていかなければダメでしょう。その為には、瞬時に考え・判断をしていく事のレベルアップが必要になるでしょう。それが、「考えて走る」『オシムサッカー』なのでしょう。その前に、代表で生き残るというやる気のあるプレーが選手から感じられなかったのが残念です。Ｊリーグ戦の合間に行われている合宿なので、怪我をしたくないからなのでしょうか？
オシム監督が探している『サイドの選手』も、特にいい選手は見当たりませんでした。攻撃的なサイドとしては佐藤・播戸・太田・杉本・黒津、サイドバックとしては駒野・森・橋本・村井・小宮山がプレーしましたが、守備力もありダイナミックに動いたプレーをしていた選手はいませんでした。なので、加地(今回は怪我の為不参加)と駒野の２人しかいないのが現状だと思います。
そして、我らがＦＣ東京の今野選手は、最近のＦＣ東京のポジションと同じセンターバックでプレー。流経大のポスト役の大柄なＦＷに競り負ける事はなく、安定した守備力を見せてくれました。何度かオーバーラップしましたが、タイミング的に攻撃に絡んだところはありませんでした。残念・・・。しかし、これで代表ではボランチ・左サイドバック・３バック・４バックの真ん中と守備的なポジションを全部こなしており、ポリバレント性ではNo.１でしょう！今日は、オシム監督がサイドのポジションを注目していたので、サイドバックで出場して欲しかったと思うのは、私だけでしょうか！？

今後の代表を考えると、サイドバックの選手と相変わらずの決定力が無さを見ると、やはり海外組の力が必要になってくるのでしょうか！？　ＦＷには高原、サイドには中田浩二、そして中村俊輔。私は、オシムジャパンのサッカーや方向性には賛成なので、世界で戦える代表チームを目指して頑張って欲しいです。まずは、アジア杯！！

ＰＳ、３・４本目で聞こえてくるのは流経大の選手の声ばかりで、代表の選手の声はほとんど聞こえてきませんでした・・・