高校野球・決勝での判定について

夏の甲子園・決勝は、佐賀北(佐賀代表)が広陵(広島代表)を5−4で逆転勝利・優勝!佐賀北の選手達おめでとう〜!佐賀北は公立高校でナイター設備もない環境みたいで、まさに努力の積み重ねで掴んだ全国制覇と言っていいでしょう!

っで、ここからは、優勝した佐賀北の方には失礼な話しですが・・・
広陵の4点リードで迎えた8回裏、佐賀北の攻撃、1アウト満塁、カウント1ストライク3ボールからピッチャーが投げたボールが、ボールの判定で押し出し!4−1。次の打者が満塁ホームランで5−4の大逆転。そして優勝。
たまたま仕事が休みで家にいて、TVをつけていたら盛り上がっていたので見ていたら、その8回の場面。あの押し出しになったボールは、ストライクですよ!!見ていて、 エッーー・ストライクだろって思いました。真ん中からインサイド低めのボールですが、コースも高さもボール1個分は余っているコースで誰が見てもストライクだと思います。あの球がストライク(でカウント2−3)の判定なら、違った試合結果になったと思います。


野球もサッカーもスポーツの試合は、審判の判定は絶対で、基本的にくつがえる事はありません。審判がストライクといったらストライク・セーフといったらセーフ・オフサイドといったらオフサイド・ゴールインといったらゴールインで、審判の判定した通りにならなかったら試合は成り立ちません。でも、審判もプレーしている選手と同じ・我々と同じ人間で、時には間違った事(判定)をしてしまう事もあります。それも含めて試合(スポーツ)なのです。なのでスポーツマンならその判定を受け入れなくてはなりません。納得いかなくても。

しかし、今回の高校野球決勝での、この判定は、広陵の選手ナインに対し、ちょっと・・・いやっかなり可愛そうだと思いました。高校野球部に入って3年間、いやっだいたいみんな少年の頃から野球をやってきて、努力を積み重ねて迎えた夏の甲子園決勝です。県予選を勝ち抜き、甲子園での全国大会もトーナメントの一発勝負。私には想像も出来ないくらい、選手本人にとっては晴れ舞台です。もう一度言いますが、あの球はストライクだと思います。いやっストライクです。でも、審判の判定はボールでした。

さて、高校野球での審判の起用についてはどうなっていたのでしょう!? 昨年行われたサッカードイツW杯では、出場チームだけでなく、審判もいい審判が勝ちあがって笛を吹ける形になっていました。サッカードイツW杯では、32チームで行われる一次リーグ→ベスト16→ベスト8→ベスト4→決勝・3位決定戦とあり、審判も安定したレフリングをして試合を上手くコントロールできるいい審判がFIFAから指名され上位の試合の笛を吹く事ができました。そういう制度(仕組み)になっていたのです。ちなみに、日本人の審判・上川さんは一次リーグでのレフリングがFIFAに認められ3位決定戦の主審を務める事が出来ました。

サッカーJリーグでもたびたび審判の判定がどうのこうのって事がありますが、今回の高校野球で審判の起用についてはどうなっているのでしょうか!?審判の判定が絶対なのはいいんですけど、それ以前に大会事務局側が出来る事があるんじゃないでしょうか!?

このブログは見てないと思いますが、最後に、広島県代表の広陵野球部の選手、君たちは結果では準優勝だけど、優勝チームに値するプレーを決勝でしたと思います。負けて悔しいかもしれませんが、自分の心の中では優勝したのと同じくらいの自信をもって今後の人生を生きて欲しいです。広陵は試合に負けてないですよ!!