選手の判断力

最近、というか前からですけど、プレー中の選手の判断について疑問・不満に思う事があります。それは自分がチーム戦術や選手の特徴を理解していない時もありますが。
選手はいろんな判断をしながらプレーをしている中で、特に目に付く(疑問・不満に思う)のはフィニッシュの場面での判断。昨日の試合でも何度かありました。自分で打つのかパスなのかワンタッチするのかダイレクトなのか…etc。
6日に放送されたTBS・スーパーサッカー枡田アナのインタビューで城福監督がこんな事を話していました。『サッカーって元々何やっても良いスポーツですよね。1塁から2塁に走らなきゃいけないスポーツじゃなくて、ドリブルしても良いしバックパスしても良いしヒールキックしても良いしその瞬間は自由なんですよ。 結局は選手の裁量に委ねられる所があるので彼らの判断っていうのは大事にしたいですね。 判断は、良い判断が出来るトレーニングはしたいですけど、判断を奪う事はしたくないですね。』
また、昨日の試合後の会見では『結果として決められなかった。あるいはシュートだけでなく、シュートの一つ手前のクロスや、シュートの選択肢という点で負のスパイラルに入っていると思う。 これもサッカーだが、そこには必ず理由がある。結果に理由がないということはないので、冷静に強い思いを持った選手とともに取り組んでいきたい。』と話していました。
結果論で今のプレーそうじゃないだろと思ったりしますが、選手はボールを蹴るその瞬間は1番いい判断をしてプレーしているわけで、それが難しい所でありサッカーなんですかね。 また、城福監督が言う通り『シュートの一つ手前のクロスや、シュートの選択肢という点で負のスパイラルに入っている』という部分はありますね。試合出場のチャンスを貰った選手の気持ちが強すぎたり焦ったりという所からきているのかな。
それから、ゴール裏が『シュート打て!』コールをすると監督はそれを嫌がるみたいですね。『選手の判断を奪う事はしたくない』という気持ちからでしょうか。
90分間、選手全員がベストな判断をし続けるのは難しいと思う。いや、すべてベストな判断をするなんてのは不可能。失敗を恐れてはいけないし。何をもってベストな判断とするかも難しい所。しかし、ベストな判断を増やす事は今の東京の課題であると思う。勝利を勝ち取る為に、選手の判断力を上げていかなければ。