J1昇格プレーオフ決勝観戦記

2012 J1昇格プレーオフ決勝　大分×千葉＠国立競技場

リーグ5位から勝ち進んだジェフ千葉。

リーグ6位から勝ち進んだ大分トリニータ。

【日本一残酷な、歓喜の一戦】と銘打たれた通りの試合になったかな。
レギュレーションでは90分戦って引き分けの場合リーグ戦の順位が昇格というレギュレーションがあるも、勝って昇格を決めるという姿勢で戦う千葉。前半はワンランク上のサッカーを見せていたがなかなか決定機まで作れず。
大分の点獲り屋・森島は固くなっていたのかシュートのキックミスが何度か。警告・イエローが大分側に多く（結果5人に）出され、退場者出すかなと心配になるほどの熱い戦い。
後半になって一進一退のプレーが続く中、後半41分、スルーパスから抜け出た大分・林がＧＫとの一対一をループで決める。そこでループか！とビックリ。ボールがふわっと上がった瞬間の競技場内は何とも言えない雰囲気でした。

試合終了直後、歓喜の大分と残酷な千葉。当事者にはなりたくない。

3番目の昇格を果たしたのは大分。大分県民・地元企業・ファンサポーターの力でリーグへの借金を返済して得た結果！
マッチデイプログラムにイングランド・チャンピオンシップ（2部リーグ）のプレーオフの話が書かれています。イングランドでは昇格プレーオフが25年も続き、毎年ウェンブリーで8万人の観客が詰めかけるとか。
Jリーグでは初めてのプレーオフでしたが、大成功だったと思う。小雨が降る天候でしたが8割くらい埋め尽くされた観戦スタンドも、両チームのファン・サポーターの他に、中立的に試合を観戦してる人も混ざり異様な雰囲気・興奮状態でした（来年はバックスタンド上層席も使用して欲しい）。
日程を含む大会形式も良かった。J1の16位クラブが参加する案もありましたが今年の間々で良いと思う。来年も見に行きたいです。当事者にはなりたくないけど。