J1昇格プレーオフが良かった理由と改善点

録画していたスカパーのJリーグ終盤戦特番でJ1昇格プレーオフの事が話されていたのを見て、先日書いた(1つ下の)エントリーで昇格プレーオフが良いと考えた理由を簡単に書いてしまっていたと思い補足。
【リーグ戦の結果の重さ】今回のレギュレーションだと、リーグ戦3位〜6位の4クラブでプレーオフが行われます。リーグ戦は開幕戦〜最終節まで戦った結果で優勝・2位・3位と順位が決まり、その結果は重いものだと思います。そこで、リーグ3位のクラブが昇格出来ない事態が生まれ、実際その様になってしまいました。しかし、そういうルールで行われる事は最初から分かっていた事であり、1位・2位になってれば自動昇格出来るわけです。プロ野球クライマックスシリーズのように1位クラブまでそれに参加するようでは???ですが…。
【アドバンテージ】今回のレギュレーションだと、リーグ戦の順位が上のクラブが、準決勝をホームスタジアムで行える事と90分で引き分けの場合勝ちになるというアドバンテージがありました。そこは、リーグ戦の結果の重さ反映したものだと思います。ただ、リーグ戦の結果で勝ち点差が大きく開いていた場合はどうなのという指摘が番組内でありました。勝ち点が10開いていても同じようになるのか!?そこは改善点であるかもしれませんが、勝ち点差の事まで考慮するとなると複雑になってしまうような気がします。
【1発勝負】今回は第1戦・第2戦とも、1発勝負で行われました。仮にホーム&アウェーで行われた場合、アドバンテージが作り難くなってしまうのでは…。
【決勝戦】最後の国立で行われた試合は決勝戦と言われていました。プレーオフは、あくまで昇格する3チーム目を決めるものであって、プレーオフという大会ではないと思うので、決勝戦という呼び名には私も違和感を感じました。因みに、マッチデープログラムを見ると第1戦も準決勝(セミファイナル)という呼び名になっていました。普通に第1戦・第2戦でよかったかもしれないですね。
【リーグ戦2位の価値】国立の試合後、何かやるのかな?昇格3チーム目だから何もないかな?と見ていたら、表彰式のようなものが始まりシャーレのようなもの(?)が渡されました。リーグ戦の優勝クラブにはシャーレが渡されます。2位のクラブには渡されません。プレーオフで勝った昇格3チーム目より、リーグ2位のほうが価値は大きいです。プレーオフが注目されるのは良い事だと思いますが、あくまで3チーム目を決めるものであって欲しい。
【日程】今回のように、J1のリーグ戦が終わる前に、J2のリーグ戦が終わりプレーオフがJ1の試合がない休日に行われるほうが、注目度が増し、いろいろな人が見に行けるので、日程的には良かったと思います。
【消化試合が減少】J2のリーグ戦終盤、プレーオフ進出は10位くらいまでのクラブに可能性があり、消化試合が減り最後まで熱い戦いが見れました。(勝ち点差が開いた場合、毎シーズンそうなるとは限らない)
【しびれた試合】最後の国立の試合は、銘打たれた通り『日本一残酷な、歓喜の一戦』でした。決勝点となったループシュートのボールがフワッと上がった瞬間の雰囲気は今でも忘れません。ただ、当事者にはなりたくありません。

表彰式。