3試合戦ったらリーグ戦折り返し と【城福ステップ東京】

今シーズンのリーグ戦折り返しまで、あと3試合。15節(今週末)ホーム清水戦・16節アウェー神戸戦・17節ホーム名古屋戦を戦ったら真ん中折り返し。

そんな中、FC東京は今後どんな戦いを見せてくれ、どんな結果・順位になっていくのでしょうか?

今シーズン序盤は、結果も内容も悪く、悔しい想いをする日が続きました。「同じメンバーなのに昨シーズンより後退しているんじゃないか」と思った事も。

やっと最近になり、形が出来て良いサッカーが出来るようになり、結果が出始めたように思います。

その理由を上げるとすると、『平常心で良いプレーが出来ている石川』『CBが今ちゃんブルーノで安定』『トップ下からボランチに戻った梶山』『覚醒した?平山の活躍』『高卒ルーキー米本の頑張り』あたりでしょうか。最近では『そうたんの成長』『試合ごとに良くなってきた権田』なんかも嬉しい材料。

逆に計算外だったのは、病気で開幕前から長期離脱した塩田や、不調(怪我?)の茂庭・佐原、それから決定力がどっかに行ってしまっていたカボレ

戦術的な部分で言うと、梶山をトップ下にチャレンジさせていた事が大きな要素だったかも。梶山がボランチのポジションじゃないと後ろからゲームを作る選手がいない。しかしこれは城福東京が成長(右肩上がり)する上で、避けては通れなかった道だと考えます。単純に複数のポジションをこなすという事以外に、本職じゃないポジションをやる事によりプレーの幅が広がるはず。城福監督の狙いもそこにあったと私は考えています。羽生のボランチ起用も同じ。

それから修正された戦術的な部分をもう一つ。昨シーズンのサッカーをベースに、今シーズンは両SBが同時に上がりサイドを起点にする攻撃的なサッカーにチャレンジしていた。簡単に言うと、攻撃時は2バックになる戦術。トップだけでなくサテライト千葉戦もこの戦術でした。これはちょっとリスクが高く、結局 選手達が話し合い『状況をみて』という風に変わったと思う。そんな事はないと思うが、この事まで城福監督は計算ずくだったのか!?もしそうだったら凄い監督だ・・・。

さて、ここに来て東京に外国人選手が練習生として3人も練習参加しているみたい。当然気になるのは、どんな選手なのか?獲得はあるのか?になります。一人は2〜3週間前からきているラファエル(獲得保留中との報道あり)。もう一人はスポニチ報道http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/06/23/06.htmlにあった若い選手みたい。更にもう一人は、よくわかりません。

ただ、噂では「資金的に苦しいので今夏の補強はない」と村林社長が話していたとの情報があり、その話が本当なら、相手側から売り込んできた選手ではないでしょうか。

どちらにしても、私は新しい外国人助っ人は今は必要ないと思う(以前のリチェーリのようなC契約の外国人選手になる場合は別として)。

シーズン前にも書きましたが(書いたつもりですがいつのエントリーだか見つからなかった・・・)、私は城福東京を3年が一区切りだと考えています。原監督から城福監督になりサッカーがガラリと変わりました。変わってから気が付いたのは、サッカー・戦術を変えるというのは大変だという事。中にはその変化に付いてこれない選手がいたり、基礎技術がしっかりしてない事により想うようにいかない事も。

そんな城福東京は、『チームの基礎を固める』→『熟成させる』→『飛躍し勝負する』という流れでチームを作っていかないといけないと考えます。つまり今シーズンは『ホップ』『ステップ』『ジャンプ』と考えた2年目『ステップ』のシーズンになると。

誤解されるといけないですが、けっして今シーズンを諦めているわけではありませんので。右肩上がりで行く為の話しです。

城福監督も今いるメンバーで『チーム・戦術を熟成させる』事を考えチームを作っていると思う。欠けている部分を外国人選手の補強で補うのではなく、今いるメンバーの成長や戦術の熟成で補うのが今は一番なのでは。まして、お金が無いのなら。

だから、今いる選手・監督・チームを信じていたいと思う。きっと、今シーズン終わった頃には「昨シーズンは夏場がキツかったけど、今シーズンは夏場から良くなったね」「来シーズンこそ本当に勝負・リーグ優勝をしたいね」と楽しく話している日が来るのでは。。。

今こそ『右肩上がりで行こう!』城福東京!