今シーズンを振り返って

今年も残るところ1日ちょっと。リーグ戦は5位・ナビスコカップ優勝・天皇杯4回戦敗退という結果に終わった今シーズンを振り返ってみたいと思います。
地獄から天国を味わったと言ったら少し言い過ぎかもしれませんが、予想外だった序盤の不調からナビスコ優勝まで悪い時期も良い時期も両方あったシーズンでした。
1年目にムービングフットボールの土台を作り、城福東京として2年目を向かえた今シーズン開幕。開幕・新潟戦を敗戦から始まりゴールデンウィークくらいまでは勝って負けての繰り返し。特に悔しくショックだったのが第2節アウェー浦和戦。今シーズンから東京と同じようなパスサッカーを始めた浦和に対し、「パスサッカーはこうやるんだよ」と見せ付けてやりたいなんて思っていたら、やりたいサッカーを浦和にやられてしまい逆に見せ付けられてしまいました。悔しくて悔しくて朝まで酒を飲んでしまいました。ただ、私にとってあの試合はいい勉強になった試合。基礎技術がしっかりしている浦和の選手と東京の選手の差がわかり、東京というチームと選手のレベルがやっとわかった試合でした。
その後、今ちゃんとブルーノがDFに入り・米本のボランチ起用という流れに。我慢の時期を越え、段々とやりたいサッカーが出来るようになってきた6月7月は東京のサッカーを見るのが楽しい時期でした。後ろから繋いでいけるようになり、攻撃面では石川のプレー・ゴールに何度も魅せられました。駒沢で行われたナビスコ予選・清水戦なんかも良い試合で印象に残っています。
夏以降はカボレの移籍や怪我人の離脱などで苦しい試合が続きました。そして迎えたナビスコ決勝・川崎戦。決勝に向かう流れが良かったですね。第29節ホーム柏戦を4−0と快勝し、良い雰囲気のまま調子の良かった清水戦(アウェー)を迎え、長友の肩の怪我などありましたがなんとか逃げ切り勝利。そして国立・決勝という流れでした。カボレ・石川がいなくても何故か負ける気はしなかったですね。そしてナビスコ決勝がどんな試合でどんな結果になったかは言うまでもありません。試合前から優勝報告会まですべてが楽しかったです。
シーズン終盤はナビスコを優勝した勢いのまま行きたかったですが、疲労・怪我・出場停止などあり残念ながら東京にそこまでの体力は残っていませんでした。浅利の現役引退・藤山の契約非継続など残念な出来事もあり、リーグ戦は5位という結果に終わりました。
1年間を通して選手が成長出来たのも収穫だったと思います。塩田が病に倒れ起用された権田が試合ごとに成長し、高卒ルーキーの米本も必死のプレーで勝利に貢献。梶山も怪我をしながら最後まで安定したプレーをしてくれたし、今ちゃんもDFでプレーするのが楽しかったみたいだし。15点を獲った石川が怪我をしてしまったのは残念でしたが。
来シーズンに残された課題は、控え選手も含めてチーム全体の更なるレベルアップ。城福東京3年目は土台も出来て本当に勝負の年になるんじゃないでしょうか。来シーズンの話はまたお正月休みの間に書けたらと思います。とりあえず今シーズンはこんな感じだったかなぁ。