パスミスもあるけど、らしさは忘れるな、東京の10番は梶山陽平

私は特別 梶山の大ファンでもないし、擁護するつもりもないという事は始めに書いておきます。
先日、とある方のインタビュー記事を読んでいてハッと気付いた話がありました。 『サッカーは手を使えないのでミスを前提とした競技』だという話。 ミスを前提とした競技というと少し語弊があるかもしれませんんが、手で投げるパス・シュートと足で蹴るパス・シュート、どちらが正確でどちらがミスが起こり易いかと考えると答えは簡単。 その方が話されていたのは、人のミスはカバーしないといけないしそういうメンタリティを持っていないといけないという事でした。
その話に共感すると同時で、初めて気付いた事。 この世の中に完璧な人間・完璧なプレーヤーなんている訳もなく、人それぞれ・プレーヤーそれぞれ長所があり短所があります。 長所は良い結果に繋がり易く、短所は悪い結果に繋がり易いと思う。 長所があるから短所もあるんであって、短所をいちいち責めていてもしょうがない。
以前よりは少なくなったけど良くも悪くも波がある梶山陽平。 悪い出来だなと思う時の梶山はミスが目立つ。 一昨日のダービーでも、確かに梶山のミスは目立ちました。 私の記憶では試合中に梶山がパスミスをしたシーンでブーイングが起きたと思います。 そして、今日、誰に何を言われたのか分かりませんが、梶山が自身のツイッターで(正確には本人だと名乗っていませんが)、逆ギレをしてるかのように思えるツイートがありました。
では、梶山の長所と短所って何でしょう…。 あのヌルヌルというかヒョロヒョロといった感じの奪われそうで奪われないボールキープからのパス・展開が長所の一つだと思う。 短所はそこじゃないだろと見えてしまうパスミスやキープし過ぎて簡単にボールを奪われてしまうあたりかな。 その長所と短所ってどっちに転ぶか紙一重なんですよよね。 それは受け手の問題も大きく関係してくる。 梶山のミスだけを見れば「またかよ(怒)」となってしまいますが、パスの受け手が感じていたか・受け手がどう動いていたかを見ないといけない。 その先にあるだろうプレーも踏まえて。
もちろん有り得ないミスはいけないし少なくして欲しいけど、ああいう良いプレーが出来るからこそ紙一重で起こる悪いプレーもあるだと思う。 その事を踏まえて見ていれば梶山のミスって半分くらいは許せるミス。 そもそも、チャレンジしてるからミスが起こる訳で、チャレンジしないプレーなんて詰らないし、チャレンジしないチームやチャレンジしない選手を応援しても詰らないですよね!?
10番を背負ってる責任もあるけどそれと同時に期待もある。 やってくれないと困るのが10番。 方向性を間違ってはいけない。 少なくてもチャレンジしてのミスはミスではない。 らしさは忘れるな。 東京の10番は梶山陽平


(梶山についてのエントリーを書くのは初めてだったかな)