どうして? 原因と今後進むべき道そして自立

6試合を終え2勝2敗2分という結果で内容的に見ても良いサッカーは出来ていません。自分なりに「どうしてこうなってしまっているのか」という原因と今後進むべき道について考えてみた。
【原因1、中断期間】 大震災が起こりリーグ戦が第2節直前で中断。実はこの事は凄い重要で、東京の場合 悪いほうに影響してしまったと思っている。震災でそれまでの流れが止まり、震災前に取り組んでいた事・考えていた事がどこかに飛んでしまいました。それはFC東京というクラブに限らずサポーターの気持ちを含め国民全員・国全体に言える事だと思う。私の場合だけで言っても仕事上・生活上いろいろな部分で変化を余儀なくされています。それは仕方のない事だけど、そういう状況の中、FC東京は中断期間を上手く使えなかったのが原因の一つ目。札幌戦後だったと記憶してますが、どこかの記事に載っていた大熊監督のコメントに「中断期間中、攻撃の練習が出来なかった」と話しているのを目にし、呆れたのを覚えている。外国人選手がブラジルに帰ったからなのだろうか…。では、他のクラブもそうなのかと言うとそうではない。リーグ戦が中断しても流れを閉ざさず自分達のサッカーの練習を行いスタイルを貫き通しているチーム、それが柏であり広島でありJ2で言えば千葉なんじゃないだろうか。
【原因2、変わってないメンタル】 サポーターも含めクラブ・選手に甘さがあった事は降格してしまった理由の一つ。仲良しクラブから戦う集団に変わらなければいけない。『強くなってJ1に戻る』という目標以前に今シーズンは結果が第一である。そこの所を本当に理解しているのか疑問の思ったのが開幕戦と千葉戦。そして0-0に終わった札幌戦で起きた大ブーイングはサポーターからそういう事の意思表示だったと思う。札幌戦後からは球際も激しくいくようになり少しは伝わってくるものもあったけど、草津戦ではまた後戻り。原因1の流れが止まってしまった事にも関係していますが、リーグ戦が再開する時にメンタルの部分で原点に一度帰る必要があったと思うがそれが出来ていたのか疑問。
【原因3、サッカーの転換】 城福サッカーから大熊サッカーへ転換(あるいは融合)が行えていたのか。 『日本代表がオシムさんから岡田さんに変わった時と同様、(サポーターも含め)解任された前任者が必ずしも失敗者として記憶されておらず、その教えを受けた選手たちが依然としてチームの中核であるのだからそれはなおさらだ。日本代表においてオシム監督から岡田監督へのバトンタッチで、後任が前任のサッカーサッカーを継承・融合しようと四苦八苦したような難しさが、このチームのマネジメントにはどうしても付きまとう。』 ←これはエルゴラに書かれていた記事で共感したのでそのまま書かせて頂きました。ただ、今シーズンの大熊東京の場合、シーズンオフを挟んでいますのでこういう言い訳は出来ないと思う。
【原因4、戦術・選手起用】 平山の怪我と外国人FWのコンディション不足、それらの事態を踏まえて、監督が執った戦術・選手起用は正しかったのか。 私はサッカーに関してプロでも何でもない1ファン・1サポーターですが、大熊監督の采配は『違う』と思う。



さて、原因を書いた所で次は今後どうすればいいか・どうして欲しいかという点。



まず、監督交代は必須だと思う。どうやら(少なくても)次節も大熊東京で行くみたい。前回のエントリーで「ショック療法」という書き方をしましたが、今日はハッキリ言いたい。大熊監督では無理。大熊監督のまま行ってもダメだと分かった今、変えなければいけないと思う。今ならまだ間に合う。例え次節・湘南戦で勝っても監督交代は要求したい。このままいっても、この何試合かを繰り返すだけになる可能性が高いと思うから。変えるリスクもあるけど、今は変えなければ繋がらない。
次に、戦術。高松も怪我してしまい、FWどうなるんだよっといった感じでしょうか。楽観的な考えですが、大丈夫だと思う。東京には素晴らしい2列目の選手がたくさんいます。スピード・運動量のある選手にパスの出せる選手。そういった選手を気持ちよく起用させればゴールは奪える。高さとかタテポンは捨てて、繋いで崩しながらスピードと運動量で相手守備を掻き回すような攻撃。出来ると思いますよ、東京。そういうサッカー見たくありませんか!? 0(ゼロ)トップでいいんじゃね。 森重FWなんてやったらダメ。
最後に。草津戦一つだけ見えた光明。森重と梶山が大熊監督の指示に対し異論のコメントを試合後話していました。末期かなと思います。見かたを変えると選手が自立し始めている。選手が自分の考えやプレーを語り・プレーするようになってきた。今までなかった部分。いいぞ!選手達は自立しろ!
まさか選手に自立させる為の大熊監督続投じゃないよね(笑)。