ゼロックス・西村主審のレフェリングについて

昨日のゼロックス柏レイソル戦での西村主審の判定について、いろいろな方がいろいろな見かたをされていると思います。極論で言うと、西村さん本人しか『どのプレーが何でファウルだったのか』分からないんだと思いますが、おそらく『こうだからファウルだった』のだろうというのは理解しておかなければいけない。
東京側から見て大きく2つの判定に対し、異論・反論・肯定論があるはず。アウェー側ゴール裏から見ていた私の目には、PKになった森重のファウルの時は、誰が何のファウルをしたのか全く分からず。その後の抗議をする様子から森重かな?と思いました。谷澤のシミュレーションについては、完全にPK獲得だと思いました。というのが現地で見た私の感想。
西村主審は、東京サポーターとは反対側から、東京サポーターより近くでプレーを見ている事を忘れてはいけない。
帰宅後、観戦記を上げてから、試合の録画を見て自分なりに西村主審の判定について理解をしました。タイミングよく、見ていなかったスカパーのレフェリー座談会の録画を今日観れたので、その内容も踏まえて書いてみたい。
PKになった森重のファウルについて。クリアボールの落下点には森重が先に入り、ヘディングの姿勢になりながら、相手選手をショルダーチャージして、その流れで、腕(肘から下)で弾き飛ばしてる格好に見えました。おそらく、ショルダーチャージで終わってればファウルではなかったと思う。ヘディングも普通に出来ただろうに。しかし、アレくらいは普通にあるだろうに、何故そこで取る?とも思いました。まして得点機会でもないのに…。
少し考えて、あぁそうか基準にされたかな…。毎年の事、『今年は特にこれに取り組む』というのが審判団にあります。一昨年は『手を使ったファウル』を厳しく取る、昨年は手を使ったファウルを継続し、プラス『フットボールコンタクトを認める』事に取り組んでいました。つまり、今シーズン最初の公式戦で『これはダメだよ』『ここまではOKだよ』という基準に使われたという見かたです。
実際、レフェリー座談会の中で、今年は『フットボールコンタクトを認める事の継続』『選手の安全確保(悪質なファウルに対するジャッジ)』『キャプテンとのコミュニケーション』に取り組むという話がありました。また、上手くいった昨年のレフェリングを今年も継続する事もテーマになるとの話。つまり、昨年同様『フットボールコンタクト』は認めるけど、『手を使ったファウル』はダメですよという姿勢らしい。昨日の西村主審も判定後に森重・石川に対しハッキリ『これがダメ』という話をしていたと思う。
基準にあのプレーを使うなよと思うが、実際『手(肘から下)が出てる』のでしょうがない…。長くなりそうなので次いきます。
谷澤のシミュレーション。録画のリプレイを見たら簡単に理解出来ました。谷澤が左足でボールをタッチした後、右足で相手選手の足に引っ掛かりにいって、倒れてるように見えました。少なくても、そのままドリブル出来たのに引っ掛かったので、引っ掛けられたのではなく・引っ掛かりにいったと見えてしまいます。判定は正しかった。あれはゴール裏から見てたら分からないですね…。
そして、またまたレフェリー座談会の中でタイミングよく昨年のプレーで谷澤のPK獲得シーンが。ゲスト出演されていた審判の方達も今の判定はPKで正しかったとの事でしたが、その中で気になる話が…。『谷澤選手の倒れ方が気になる』…。やっぱり谷澤のダイブって目に付けられてるんじゃないのかな…。戦わないと(プレーを続ける)。
さて、いろいろ書いてしまいましたが、1番書きたい事は簡単で『理解』をするようにする事と、表彰式で審判団にブーイングは止めようよって事。西村主審の判定はだいたい合っていて良いレフェリングだったと思うので。
※レフェリー座談会の内容を少し書きましたが、審判団の事に関しては、ちゃんと書かないと誤解されてしまう部分があるかもしれないので、時間を見つけて改めて書ければという感じです。